中出一也 クチジロ イシガキダイ 小笠原 磯 KAIKON
日本屈指の激磯、小笠原諸島の母島でクチジロを狙う中出一也さんの釣り後編。

まだ見ていない方は前編からご覧下さい。
【イシガキダイ】日本屈指!小笠原諸島の激磯に潜む幻のクチジロを求めて。母島で中出一也が挑む。

前編でも紹介したが、2011年に世界遺産に登録された小笠原諸島の母島(東京都小笠原村所属)へは東京から27時間、便は週に1度という航程の厳しさ。潮を噴き上げながら泳ぐクジラを目撃してしまう磯。

「クチジロ」とはイシガキダイの老成したオス。イシガキダイの成魚は50cmといわれるが、国内でも類い稀な環境が残る小笠原諸島の母島は日本でも屈指のクチジロが望める磯が残る。そんな激磯に中出一也さんが持てる知識、体力、気力、そして情熱を持ち込んで驚愕の釣りを展開してみせる。
中出一也 鬼岩のハナレ クチジロ
今回の釣り座は小笠原・母島 鬼岩のハナレ。目の前で渦巻く海へ仕掛けを投入。中出一也さんはこのとき太く長い竿を手持ちのまま鋭い視線を竿先に注ぐ。

置き竿でも手持ちでも、仕掛けは常にテンションを掛けた状態でいるという。クチジロがその場でエサをくわえて離してを繰り返したり、食いあげも察知できるようにするためだ。テンションを掛けていないといつの間にかエサを取られてしまうという。また、時にクチジロは1メートルほども上に食いあげてくる。掛けていたテンションがフワリと抜けることで魚の食い上げを見抜くのである。
中出一也 クチジロ イシガキダイ 小笠原 漁業協同組合 リリース
小笠原母島漁業協同組合で定められた厳格なキャッチ&リリース制の規則が存在すると中出一也さんは語る。

イシガキダイ・イシダイの5kg以下はすべてリリース。
一航海1人1尾のみのキープ。(※そのほかはリリース)
クチジロ イシガキダイ 小笠原 漁業協同組合 生きエサ 禁止 規則
生きたエサの使用も禁じられている。生きエサを使用して針外れなどでそれらが生き残り小笠原諸島の生態系に及ぼす影響を考慮してのことだ。母島で使う主なエサは「冷凍シラガウニ」、「冷凍イセエビ」。これらで十分にクチジロを釣ることができると中出一也さんは語る。
中出一也 クチジロ イシガキダイ シラガウニ つけ方
クチジロ釣りの餌となる冷凍シラガウニは2個刺しで中出一也さんは「歯を上にする」。こうした方がエサ落ちが良いという。

冷凍イセエビは身をばらしてエビの硬いところ柔らかいところをあわせ紐で結んだもので針先は外へ露出させている。「クチジロが一番好むエサだが、僕らからすると一番難しいエサ」。咥えても吸って吐いてを繰り返し、走らないためだという。
シラガウニ イセエビ 抱き合わせ シログチ イシガキダイ
中出一也さんがよくやるのが冷凍のシラガウニとイセエビの抱き合わせエサ。針側にイセエビ、上にシラガウニ。このキノコ状の抱き合わせエサで多くのシログチを釣っているそうだ。
クチジロ 突っ込み 突進
腕力に自信があれば腹に竿を当てて腕力だけでクチジロとやり取りしてもよいが、中出一也さんは左足をうまく使って突っ込みや突進に対処しているという。「スパイラルX」と「ハイパワーX」のダブルX構造という搭載シマノの技術の粋を集めたハイエンドのロッド「極翔 石鯛」の曲がり具合と、引きに耐える釣り人の体勢がクチジロの突っ込みの熾烈さを物語っている。「クチジロは何度でも、水面に浮いてからもまだ突っ込みを繰り返す、磯の上に魚が横たわるまで気を抜かないで」の言葉がとても印象に残った。
中出一也 イシガキダイ クチジロ
冷凍イセエビのエサを吸ったり吐いたりの難しいアタリからあがったクチジロ。中出一也さんにも笑みがこぼれます。
イシガキダイ 老成 クチジロ
こちらはすんなり走った。すんなりとは言ってもそれはアタリのことであって、あの太い竿を限界まで曲げて「腰にまで響く」といわれる突っ込みはやはり強烈そのもの。息を切らしながら「小笠原、母島最高ですわ」と釣り人中出一也さんを魅了してやまない小笠原のクチジロ。

「日本全国探しても、これほど多くクチジロが高確率で釣れるとこはないですので、ルールをきちんと守って、ずっと釣れる小笠原諸島を守っていきたいと思います」そんな彼の言葉で締めくくられた。



ロッドは極翔 石鯛 525 白口 SPECIAL

リールはKAIKON 3000T

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