2015年02月15日
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高知県 高知市 春野町 甲殿 春野旧港
曇り 最高16℃ 最低0℃ 中潮、満潮からの下げ潮 17:00、釣行開始。



春野旧港に来ました。
よく行く春野漁港(新港)のすぐ東隣に位置しますが、訪れたのは初めてです。

テトラが多くガシラの探り釣りが出来そうなので、別の釣行にも対応可能な
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reins アジリンガーヴィクトリー 必殺イワシ
これに
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Jazz 尺HEAD R type 3gのジグヘッド


この組み合わせで、探り釣りをしながら初めての春野旧港を探索してみようと思います。

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今にも雨が降り出しそうな、どんよりとした曇り空でしたが
木材や竹で組まれたテトラポッド上の足場にはルアー釣りらしい先客の姿が。

これまで写真でしか見たことのなかった春野旧港ですが、
木材、竹、金属などを用いて足場が組まれ、港全体が釣り基地として手を加えられていました。

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旧港の写真を撮っていると、海を眺めていた近所のおじさんから情報を得ました。


「釣りに来たんやったら、そこの先端へ行ったらえい」


なるほど、テトラと沿う形で港の外郭が外海へと延びています。

ただし、先端の一級ポイントに至るには、竹製の頼りない橋を渡る必要がある事を
私は釣り場情報誌の写真で見知っていました。
そのことをおじさんに伝えると、


「なんちゃあ!手すりもついちゅうに!」
(なんてことはない、手摺もついている)


以前の写真ではスカスカで、とても頼りない姿だった竹の橋は、木材による補強と、
これまた竹製ではあるものの手摺まで増設され、若干のバリアフリー化が施されていました。
余程の高所恐怖症でなければ、なんとか渡ることができそうです。

木材で部分補強されているとはいえ、竹の橋は上下にしなり、なかなかにスリリング。
これは足腰に持病がある私としては、風のある日や夜間は自重しなければいけません。

(万全を期して渡ることに一生懸命すぎて、あろうことか竹橋の写真を撮り忘れました)

足元のテトラ周辺をガシラ狙いの探り釣りを行いながら先端へ向かってみましたが
先端には先客の荷物が置れていたので、釣り場の様子だけ眺めて引き返しました。

水深がやや浅いですが、テトラや岩でガシラの居そうな雰囲気はありました。
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しかし、ついにアタリは1度もなく、下ろしたてのワームをフグに噛み千切られたのみで
初めての春野旧港探索を終了としました。
雰囲気のわりにアタリ無しなのは、探り釣られた直後なのではないかと思われました。

そうこうしている間にも2名の釣り人が訪れていて、なかなかの人気スポットぶりでした。


それにしても、
ままならぬ体に不安が募ったのか、竹橋以降、完全に写真の撮影を忘れてしまいました。
また行く機会があれば写真と、次は是非とも釣果もあげたいところです。


次に向かったのは、高知県 土佐市 宇佐町 竜 竜の浜(ドラゴンビーチ)
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竜の浜のビーチやテトラではなく、足場の安全な港湾部にて釣行再開。



ここは港湾部隅に山から淡水の小さな流れ込みがあり、
明るい時間は大量のチビフグ、夏の夜はしつこく纏わりつく蚊の猛攻と、とても過酷な場所。

しかも釣れるのはゲンナイ(クロホシイシモチまたはネンブツダイ)ばかり。

高知はメバルが極端に少なく(過去に福島港で1匹だけ釣ったことがあります)、
かわりにクロホシイシモチが、とにかくたくさん釣れてきます。
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WEB魚図鑑 - クロホシイシモチ
(画像引用:WEB魚図鑑 投稿者ゴリポンさん)
(ズカンドットコムに投稿された写真は、著作権法第32条に定める引用の範囲で利用が可能です)

またワームでボトムを探っているとヨコスジイシモチもよくアタってきます。
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WEB魚図鑑 - ヨコスジイシモチ
(画像引用:WEB魚図鑑 投稿者マリトコさん)
(ズカンドットコムに投稿された写真は、著作権法第32条に定める引用の範囲で利用が可能です)

食べる地方もあるようですが、基本的にどちらもあまり歓迎されません。
ヨコスジイシモチに至っては、釣り場にいた痩せた野良ネコも食べようとしませんでした。
食味レビューでも散々な評価です。
ちなみにクロホシイシモチは素揚げにして、試しに食べてみたこともありますが
ジャリジャリした食感に仕上がり、パサパサした食べ物が苦手な私には向きませんでした。

食味レビュー - クロホシイシモチ
食味レビュー - ヨコスジイシモチ

そんな過酷で、未だ良い思いをしていない竜の浜港湾部で、まともな釣果を得るべく再挑戦です。

浜や先端と違い、かなり奥まった場所になるためか、残念ながら魚の気配は希薄です。
かなり遠く、湾の入り口付近でボラかなにかのボイルする音が稀に聞こえるくらい。
先端に行くためにはテトラを渡る必要があるようですし、今回は確認していませんが
去年は立ち入り禁止(?)の看板も掲げられていた記憶があるので行きませんでした。

ここでは34のストリームヘッドに、先ほどのreins アジリンガーヴィクトリーを組み合わせ
ラインも同じく34のPinky 0.3号のライトタックルを選択。
小魚のライズが認められたスロープになっている部分から攻めていきます。

ボトムの障害物をかわしながら探っていると「プルッ」というアタリが。
瞬時にあわせますがショートバイトで乗らず。アタリの感じではクロホシイシモチのようで。
スロープではアタリが出なくなったので、湾の沖目にキャストし表層から順に下まで探ります。
この時期はボトムに藻が発生しており、回収するたびジグヘッドの掃除に大忙しも魚っ気はなく。

次は足元の明暗部に落とし、海面に自分の影を映しこまないよう注意しながらテクトロ。
(テクトロ=岸際をテクテク歩きながら釣り糸を垂らす釣法。テクテクトローリングの略。)

カッ!

ショートバイトでしたがアタリがありました。
アタリのあった場所の数歩手前まで戻って再びテクトロしていくと。

カツン!

しっかりとしたアタリとともに、のった魚が一気に走り出します。
ポリエステルラインの0.3号なのでドラグ設定はかなり緩くしており、ラインが引き出されていきます。
ライトタックルのリールにはSHIMANO ALIVIO 1000を使用。
ポリエステルラインによる、間延びのないダイレクトに伝わる引き味と、
ラインを引き出されるドラグが奏でるキンキンという美しい高音にテンションが上がります。

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ライトタックルのロッドを派手に曲げながらあがってきた魚はカサゴでした。
先日の29cmに比べるとサイズこそ平凡ですが、なかなかよく引きました。

その後もテクトロにて

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カサゴ2匹にゴンズイ1匹追加しました。(ゴンズイはリリース)

ゴンズイは美味しいとネットで知り、一夜干しにして食べたことがあるのですが
一度目は非常に美味しくびっくり、海の魚とは何か違った芳醇な素晴らしい風味。
その味が忘れられず、その次の釣行でも喜んで持ち帰ったのですが
二度目はおかしな風味で食べられたものではなくがっかりした記憶があります。

これはなぜかというと、内臓から身にすぐにニオイが移るらしく
釣れたら出来るだけ早く(出来れば釣り場で即)内臓の処理をした方がよいらしいのです。
たしかに2回目の持ち帰りの時は処理までに少し時間を掛けてしまいました。

釣り場で下処理を実践する猛者もいるようですが、専門で釣るなら可能かも知れませんが
普通の釣行ではあまり現実的ではなく、また暗い釣り場で、刃物の扱いも心配ですし
何よりゴンズイの3本の毒針処理を行うのがとても怖いという大きな問題があります。
毒の強さはハブ毒以上、微量なので死に至るケースは稀ですが、それでも数件あるようです。
またゴンズイは死んでも針と毒は残ります。岸や防波堤に放置せず海へ優しくリリースしましょう。
(切り落とした毒針を残すことも危険。タンパク質の毒なので熱処理で無毒化するようです。)

しかし、あの一夜干しは本当に美味しく…キャッチ&イート派としてはいつも悩ましい外道です。

ちなみにここは
かなり奥まった感じのする場所なのですが、意外にも釣り人が来て帰ってで3組ほど確認。
大半は先端の様子を見に行ってすぐ帰られていたようですが、1人は私と同じく港湾部での釣行。
正直釣れそうな雰囲気の全くない地味な場所なので、同士の存在はちょっと嬉しかったり。

とりあえず、ここ竜の浜港湾ではカサゴ3匹を獲ることができました。
この釣果なら「たまには来てもいいかな?」という気分になれます。


次に向かったのは、高知県 土佐市 宇佐町 井尻(いのしり)
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宇佐大橋を高知市側から渡ってすぐ右折した場所になります。



ここでもガシラの探り釣りを行うつもりでしたが、到着した時は潮位が下がっており、
普段なら海中にある根が一部露出していて探り釣れる状況でありませんでした。

その代わりに護岸のカーブあたりでシーバスの捕食音が聞こえてきます。
ここは狙いを変えて、シーバスにアプローチしてみます。
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Aqua Wave Shallow Magic 50 MINNOW 夜光

パッケージはメバル対象となっていますが、先日の春野漁港(新港)でみかけたシーバスが
この時期に捕食していたベイトに似たものを選び、中型までのシーバス狙いに使用します。

流れに対して、アップに、ダウンに、色々試しているとダウンからの表層スローリトリーブ中に

ククッ!

と生命反応が。
即座にあわせを入れますが、残念ながらのらず。

リトリーブしながら観察していると、大胆にも私のすぐ足元で
40~50cmくらいのシーバスが悠々と泳いだり、時に捕食したりしています。

アタリもあり、今日一番の魚影の濃さを何とかしてモノにしたいところでしたが、
痛み止めが切れたのと、頑張りすぎで体調が限界を向かえてしまったため
涙を飲んでの納竿となりました。

同行者に助けられながら倒れこむように帰宅すると、しばらく体の痛みでウンウン唸っていました。
(単独釣行は危険なので様子を見ていてくれる同行者がおります)

ブログを始めたことで、なんとか話題にできるような釣果を…と急く気持ちが湧きますが
体にあまり良くないので、騒がず焦らず、ここは養生しながら地道に釣っていくとしましょう。

これってなんとなく、釣りの極意にも通じているような気がします。


ロッド:Major Craft Solpara SPS-S702M
リール:SHIMANO ALIVIO 1000
ライン:34 Pinky 0.3号
リーダー:34 joint line 1.2号
ルアー:reins アジリンガーヴィクトリー 必殺イワシ
ジグヘッド:Jazz 尺HEAD 3g
移動距離:42km

レインズ アジリンガー ヴィクトリー 158(必殺イワシ)
レインズ アジリンガー ヴィクトリー 158(必殺イワシ)

レインズ アジリンガー ヴィクトリー 125(グローオキアミパワー)
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Jazz(ジャズ) 尺HEAD(シャクヘッド) D type 2g【あす楽対応】
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Jazz(ジャズ) 尺HEAD(シャクヘッド) DX バーブレス R type(リトリーブ) #6 3g
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シマノ(SHIMANO) ナスキー 1000S
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