2015年04月06日

高知県 土佐市 宇佐町 橋田浜 宇佐しおかぜ公園
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前回のブログで予告したように、ヒラメ、シーバス狙いで宇佐しおかぜ公園へ釣行しました。
雨が降ったり止んだりの天候でしたが、ちょうど止んでいた18:30釣行開始。
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2~3名の釣り人がおられましたが、ほとんどの方がアオリイカ狙いのエギングかアジの泳がせ釣り。
アオリイカ狙いの人出が多いということは、やはりこのところ好調なのでしょう。

明るい時間は先端で、暗くなってからは周辺をランガンしましたがシーバスの気配は今日もなし。
2~3cmのベイトが表層に無数に群れていて水面は小さな波紋で騒がしいのですが、それらを捕食するボイルはほとんど見られず。ヒラメ狙いでワームを用いてボトムも探りましたがアタリなし。ベイトの数は多いのに捕食者不在の状況が続いています。いったいどこにいるんでしょう・・・?

かなり粘りましたがどうにもならず、場所を移動します。


高知県 土佐市 宇佐町 宇佐 松岡港(フィッシング宇佐前)

この日、表層にベイトが多かったですが夜光虫の数もすごく、堤防の岸際がブワーッと輝いていました。
(すでにその場所で釣っている方がおられたので夜光虫の画像はなし)

松岡港はエギング?の方が一人居られたのみ。
シーバスタックルでルアーを投げるも反応なし。
さきほどのしおかぜ公園と同じ状況なので、早々に見切りをつけ、ライトなアジングタックルに持ち替えて、反応のない外向けでなく、湾内を探っていくと、ツッ・・・
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お久しぶりのヨコスジイシモチ。ボトムでワームを咥えて動かなくなるようなアタリ。
宇佐の湾内ボトムにてよくアタってきます。美味しい魚ではないそうなのでリリース。

同じ湾内でボトムを探っていると根掛かり!

竿を立ててしばらくグイグイ引いていると上手く外れました。
「根掛かるほどボトムズル引きでもなかったのになあ?」・・・何だか違和感を感じて、ワームを確認するとジグヘッドからズレています。
この松岡港(フィッシング宇佐前)でボトム付近を通していると、よくこの現象が起こります。
未だ釣り上げたことはありませんが、犯人はたぶんアイツです・・・。

ポイントは覚えているので同じところ、リールをあまり巻かずにボトムバンピングで誘いをかけると、また同じように根掛かり!もう根掛かりでないことは分かっていましたから強気にロッドを立てるとボトムから引きはがした手応えとともに浮いてきました!

これまで松岡港で幾度となく煮え湯を飲まされてきたアイツと遂にご対面です!
根掛かりのようにボトムに張り付き、ワームを引っ張っていた犯人は・・・
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カニ!ガザミの一種だと思われます。
ハサミでワームを掴んだところでアワセたので、ハサミの付け根に上手くフッキングしたようです。
遊泳脚を備えていますね。ガザミ科イシガニ属 ヒロハイシガニやガザミ科ベニツケガニ属 フタバベニツケガニに似ているように思いますが、私には分かりかねます。
ちなみに高知でエガニやマガニと呼ばれる「トゲノコギリガザミ」だったら高級食材です。惜しい。
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裏側はちょっとクモっぽい?お腹の形状から察するにオスでしょうか。
松岡港(フィッシング宇佐前)ではワームをいつもキズ物にされたりと長い間の宿敵でした。
ようやく対面できてうれしいですが、食べるところは少なそう。リリースします。
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リリースするためにフィッシュグリップでつまんでいる僅かな間に左のハサミに刺さったジグヘッドから右のハサミを使って上手にワームだけ引きちぎってしまいました。怒っています!さすが宿敵、陸の上でもやってくれます。
リリースするときもフィッシュグリップをハサミで挟んで威嚇。ぶらさがったままリリースを断固拒否され、しばらく見つめあっていました。

その後は魚のアタリがないので、さらに場所を移動します。


高知県 土佐市 宇佐町 宇佐 福島港
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福島港は他に釣り人はおらず。
途中でエギングの方が1名こられただけで閑散としていました。
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少し前まで釣り人とシーバスのボイルで賑わっていましたが、ここのところ静かなものです。
やはり最近はちょっと渋いのか・・・。

シーバスタックルに反応なし。ボイルも全くないので、ここでもライトタックルで港をウロウロ。

いつもの場所のボトムでワームにゴツッ!
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トカゲゴチ22cmです。なかなか良い引き味でした。
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トカゲゴチの顔のアップです。広がったヒレが美しい。
背びれに1本、非常に鋭いトゲがあるので扱いには注意です。
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トカゲゴチの頭部にも小さいトゲがたくさんあります。鋭利なので素手はちょっと危険。
でも、大きな口とかわいいまつげが愛らしい魚です。美味しいので持ち帰ります。

以前の記事でも書いたように、コチはペアで釣れてくる確率が高いです。
同じポイントを再び探っていくと・・・
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すぐにもう1匹釣れました。18cmくらいかな?こちらも持ち帰ります。

表層リトリーブ中にワームの後方から2匹の小魚がチェイスしてくるのが見えました。
小さくて普段なら乗りにくいのですが、サイトの釣りなので見た目でアワせると乗りました!
目視でアワセてあがってきた小魚は、
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クロホシイシモチでした。実は素揚げで1度、練り物にして1度、食べたことがあります。
イシモチの由来通り、耳石のせいかジャリジャリしており前述の調理法ではちょっと微妙でした。
ということで、リリース。
高知はアジが少ない代わりというわけでもないでしょうが、クロホシイシモチがとても多いです。
夜間もワームにアタックしてくるのでアジング釣り師泣かせではないでしょうか。


さらにランガンを重ね
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トカゲゴチ20cmを追加。
先ほど同様にペアを狙うとゴツン!
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しかし、あがってきたのはペアのコチではなく、ガシラ約20cm。
なかなか良い引きでした。美味しいサイズなのでお持ち帰りです。
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ガシラ(カサゴ)の頭部正面。獲物を丸呑みするため大きな口。
綺麗な澄んだ目をしています。イカツイ外見とは裏腹にイイ奴そう!

日本においては江戸時代、勇ましい姿が武家に好まれ、端午の節句に飾られる縁起の良い魚の一つであった。(引用元:Wikipedia カサゴ)

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トゲトゲが無数にあり、たしかに勇ましい姿をしています。
釣れ方もワームやルアーに猪突猛進!一気に飲み込んで根に戻ろうとします。
水温が下がって釣り対象魚がいなくなる季節にも我々を楽しませてくれる素敵な存在。
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狙っていたヒラメやシーバスは叶いませんでしたが、
明日は、今夜釣れた「トカゲゴチ」と「ガシラ」を料理して美味しく頂こうと思います。


ロッド:Major Craft Solpara SPS-S702M
リール:SHIMANO ALIVIO 1000
ライン:34 Pinky 0.6号
リーダー:34 joint line 1.2号
ルアー:reins アジリンガーヴィクトリー 必殺イワシ
ルアー:34 フィッシュライク すみいろ
ジグヘッド:34 ダイアモンドヘッド
ジグヘッド:34 ザ・豆
移動距離:33km

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