今夜は小潮で潮の動きも良くないのでどうしたものか・・・といった状況でしたが、気が付くと釣り場に立っていました。釣り人の哀しい性です(笑)

いつものポイントの前に立ち寄った小場所で、防波堤に向かう手前の通路を車に乗って移動中に運転している同行者が突然「あ、フクロウ!」と声を上げる。(いったい何を見間違えたんだろう・・・)と停めた車の運転席側の窓ガラスを見ると、我々の目線と同じ高さの壁の上に1羽のフクロウが飛び立つでもなく不思議そうにこちらを見ています。窓ガラスこそ閉じていますが運転席から手を伸ばせば手が届く距離。フクロウ鳴き声は幼いころからよく耳にして育ちましたが野生のフクロウをこれほど近くで見たことは初めて。私も同行者も動物大好きなので大喜びで呑気な梟としばし見つめ合っておりました。

さて、わりと高実績のこの小場所では残念ながら今夜は何のアタリも気配もなく、いつもの不人気ポイントへと移動。

不人気ポイントに到着。アングラーは遠く離れた一級ポイントに1グループいるようですがその方々のみ。中途半端な潮位でやはり潮も動きがない。それでも折角来たのだからと投げ倒すもやはり魚、イカともにコンタクトは得られず。ルアーも一通り投げ切って2巡目か3巡目。S.P.M.90の限界スローリトリーブ中にココン!と久しぶりの生命反応。アワセを入れた瞬間大きくないことは分かってしまいましたが、それでも反応のない時間が長かったので嬉しいもの。

岸際まで寄せると体高があり輝く銀色の魚体が見えた。ヒラセイゴ?それにしては引きの感触が全く違う・・・もしかして良型のアジ?などと疑問に思いながら抜きあげてみると
アマギ クロサギ 魚
まさかのアマギ(クロサギ)。チヌ釣りのエサ取り代表。アマギってルアーにヒットしてくるんですか・・・。

アマギ クロサギ ルアー 高知
ルアーが見事にアマギの口にフッキングしていました。限界のデッドスローだったからボトムスレスレを漂うS.P.M.90を多毛類とでも思ったのだろうか。ネットを見回しても食味レビューはそこまで悪くもないのですが、私自身には美味しい記憶がなかったのでリリース。

アマギ以降やはりなにも反応はなくボイルすらもない。このところの魚の不在感は半端ではないです。それなのにこのポイントに釣りに来たがる私も私なのですが・・・。

ほんの少しだけ潮に流れが出たように見えるタイミングでエギングにチェンジ。この時は何か予感めいたものがあったのか、着底から数秒ステイさせ意識を集中させているとクイッ!とエギを持っていく感触。もちろん海中が見えているわけではありませんが、まるで頭の中に映像が流れているような感覚。すかさずフッキング。イカパンチに対して気持ちの良いアワセが決まりました。
アオリイカ エギング 高知
上がってきたのは秋イカサイズのアオリイカ。

そこからしばらくして同じくボトムステイからのアタリなし居食いのようなヒットだったアオリイカ2匹目。
アオリイカ 秋イカ
こちらはこの時期にしてはわりと大きく春イカサイズ級。

アオリイカ 高知 エギング
すっかり秋イカに慣れてしまっている最近の感覚だと引きが段違いに強く胸に高揚感が宿る。

なかなか釣れない時間も長かったですが、レアな野生のフクロウも見れてアオリイカの釣果も得られ最終的に楽しい釣行となりました。

デッドスローで引いても根掛かりの不安が極端に少ない素敵なルアー。

魚の気配なさすぎて今夜は出ませんでしたがこちらも投げてみました。


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