そろそろ終盤と思われる春のアオリイカと状況によってはシーバス狙いでいつものポイントへ夜の釣行。

小雨が降ったり止んだりの空模様でしたが意外にも各定番ポイントにはアングラーの姿が。アオリイカ狙い2名、シーバス狙い1組といった様子。アオリイカの方は私が見ている時はあたっている気配がありませんでしたが、600mほど離れたシーバス狙いの組は何か釣果かアタリがあったようで活気付いている時間がありました。

さて、私の釣果に貢献してくれていた「いつものポイント」なのですが、このところボウズを喰らっています。最初は時期的なものかな?と思っていましたが、明暗を作り出していた周辺の常夜灯が従来の物からLEDに変わったようで、あれほど賑やかだったボイルはすっかり見当たらなくなり明らかに魚の気配が薄くなっています。しばらく頑張りましたが当然のごとくイカもシーバスもノーヒット。あまりランガンしない私ですがこれはさすがに見切りを付けてポイント移動。あまりアングラーが来ず一人静かに釣れるのでお気に入りだった「いつものポイント」ですがこれからはどうやら厳しそう。

次に行った場所も魚が寄ってきている気配はなく、10投ほどしてすぐに見切りをつけ再びの場所移動。

次はアオリイカがあがっている時期は入ることも不可能なほどの人気ポイントですが、さすがにアオリイカも終わりが見えたのかあの騒ぎがウソのように誰一人釣り人のいなくなった極端なポイント。

ここにこの夜は限定的ながら水銀灯による強烈な明暗ができており、岸際から少し離れて様子を伺うとなかなか大きな魚の影が3つほど。

熱心に捕食しているような様子はないものの浮いてはいるのでフローティングペンシルをセット、気配を消すべく岸際から数歩下がった位置から明暗の暗部、見えている魚の向こう側へロングキャスト。そこから少し早めのドッグウォークでルアーを派手に存在アピールさせながら明暗の明部、魚がいる場所へ通してくる。すると一番大きそうな魚影がルアーの起こす飛沫に反応してクイッと頭の向きを変えたのが見えました。そして・・・

パンッ!!!

吸い込み捕食の大音響とともにルアーのあった場所に派手な水柱が立ち、その後一拍おいてロッドが大きく曲がりリールからはジャアアアアアア!とけたたましいドラグ音が鳴り響きます。一投目から強烈な水面爆発を頂きました。

いつもは車内で待っている同行者(釣りはせず過去に唯一小アジを釣った経験があるのみ)が珍しく涼みに車外へ出てきていたので、ステイしている魚の存在とルアーを通すところを見せていたのですがあまりのロッドの曲がりと鳴りやまないドラグ音に驚いて「ひぃぇぇえええ!」と可笑しな声をあげていました(笑) いつも釣り上げ終わった魚しか見ないので実際の引きの強さは想像を超えていたようです。

この夜は大潮の満潮で潮位が高く、掛かったシーバスは横はもちろん海底へも深く深く突っ走る。これまで釣ってきたシーバスでも1、2を争うパワフルな走りかも・・・などと考えながら周りに釣り人は誰もおらず非常に落ち着いてやりとりが行え、海底でじっくり走らせ少しずつゆっくりと上へ浮かせていく事に成功。海底で大暴れだった分エラ洗いはなし。

シーバス マルスズキ 高知
あがってきたのは頭の大きなシーバス。パワフルでしたがマルスズキ。口の端と頭部上方の2箇所にフッキングしていました。

シーバス マルスズキ ルアー
厳つい面構え。パワフルな引きだったことも頷けます。この個体はパワフルでしばらく浮かせられなかったこともありますが海底へ深く休みなく潜っていくファイトが印象的でした。この夜は表層が水銀灯でとても明るかったのも関係してるかも。

シーバス 高知 ルアーフィッシング
ランカーには少し届かなかったもののなかなか良いサイズで楽しいやり取りでした。

さてマルスズキなのでリリースし元気に海へ帰っていったまでは良かったのですが、大きいのが長い時間走り回ったせいかすっかり場が荒れてしまったようで時間が経ってもこのポイントに他の魚の気配は戻って来ず、このまま終了となりました。

1匹だけとなってしまいましたが、見えシーバス群の中で一番大きそうなのが釣れたのは良かったです。今度はヒラスズキを釣ってお持ち帰りにしたいですね。

ヒットルアーはこちら。魚を寄せる表層ドッグウォークやナチュラルな誘いのスローな表層ドリフトに大活躍。


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